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かつしかの伝統工芸「手描き友禅 オリジナルハンカチづくり」1日目

6月29日(土)に、かつしかの伝統工芸「手描き友禅 オリジナルハンカチづくり」講座(全3回)の1日目が開催されました。
この講座は、3日間にかけて、手描き友禅の工程を体験しながら学ぶものです。
講師は、葛飾区認定伝統工芸士である兵藤修先生です。職人さんでありながらとても気さくな方で、参加者の質問にも丁寧に応えてくださり、和気あいあいとした雰囲気のなか講座が進んでいきました。

この日は、ハンカチの生地を染める工程を行いました。
まずは、練習として、小さなタオルハンカチを絞り染めにします。同じ色でも、糸のくくりかたや染料につける時間の違いで、1枚1枚個性が出ておもしろいですね。

染め上がったものを洗濯ばさみで乾かしている間に、本番のハンカチを染めていきます。

先生が染料を混ぜながら色を作っていきます。少しずつ色を加えては、布巾につけて色をチェックします。鍋の中では結構オレンジ色に見えたのですが、布巾につけるとまだ黄色かったり、また、染め時間によっても色味が変わるので色作りも奥が深いですね。

ハンカチを5~15分程染料につけます。待っている間も参加者同士お話しがはずみます。
この講座は少人数ですが、参加者同士協力しながら作業をする場面もあり、皆さん初対面とは思えないくらい、とても和やかで楽しそうでした。

次回は、いよいよ絵柄に色をつける工程です。今回の絵柄はこの季節らしく菖蒲です。来週までに、それぞれのハンカチに先生が絵柄を描いてきてくださるとのこと。(ありがとうございます!)
次の工程も難しそうですが、皆さんどんな色をつけていくのかワクワクしますね。

(文 森川)

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