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音と電気のふしぎ~スピーカーをつくろう~

葛飾区内で活動する「葛飾学校図書館ボランティア連絡会」との協働で、7月28日(日)に「音と電気のふしぎ~スピーカーをつくろう~」を開催いたしました。今回はその様子をご紹介します。

今回講師を務めてくださったのは、流王 和りゅうおう いずみさんをはじめとする葛飾科学アソビprojectの3名のスタッフの方々です。

葛飾科学アソビprojectとは、葛飾区を中心に「実際に体験できる実験イベント」を企画・運営している団体で、今年の3月にも「結晶」をテーマに講座を行っていただきました。詳しくは下記HP・報告記事をご覧ください。


スピーカーをつくろう

最初に、材料の確認です。プラスチックコップが2つ、磁石が2つ、銅線、大きめの電池や割りばしの束(円柱のものであればOK)、イヤホンジャック、ペンチ、紙やすりです。こんなに少ない材料でスピーカーがつくれるなんて、びっくりですよね。

それでは、早速スピーカーづくりスタート。まずは、銅線を電池などの円柱に50~100回程度巻き付け、コイルをつくります。今回は、電池の代わりに割りばしを束ねたものを使います。家にあるもので簡単に代用ができるのは嬉しいですね!

ここで、保護者の方は70回、お子さんは100回など、それぞれ巻く回数を変えてみます。巻く回数が音の聞こえ方にどう影響するのか、予想する声が聞こえてきます。

続いて、プラスチックコップの底に小さく穴をあけたら、そのコップの中にコイルを入れ、あけた穴からコイルの端を出します。コイルの端は、紙やすりで削っておきます。コイルを入れたプラスチックコップを磁石で挟み、もう一つのプラスチックコップを重ねたらスピーカーの完成です!

完成後は、実際に音が流れるのか確かめてみます。穴から出したコイルの端にイヤホンジャックを繋ぎ、スマホやアンプに繋げて音を流してみると…

ちゃんと音が聞こえ、お子さんたちからはすごい!と声があがりました。そして、コイルの巻き数を変えたスピーカーを聞き比べてみると…どう違いがあるのかは、是非ご家庭でつくって確かめてみてください!

本の紹介📕

スピーカーをつくったあとは、本の読み聞かせを行いました。今回読み聞かせをした本は、今年度の小学校中学年の部の課題図書「聞いて 聞いて!音と耳のはなし」

そして、音や電気に関連するたくさんの本の展示も行いました!読み聞かせを行った本も含めて、これらは全て葛飾区の図書館で借りることができますので、気になる方は是非探してみてください📖

参加された方の声

ここで、講座に参加された方のアンケートから、いただいたお声の一部をご紹介します。

  • 工程の説明がわかりやすかった。机に見に来て、作業が合っているか見てくれるのも助かります(保護者)

  • こんな少ない物でスピーカーが作れるなんて思わなかった。(お子さん)

  • スピーカーを作る時にやさしく教えてくれてとても助かりました。作るのがとても楽しかったです。本もおもしろい本がたくさんあってとても夢中になりました。「音」がすごく不思議な物に見えてきました。(お子さん)

最後に

「本が苦手なお子さんでも、実験や体験を通して本に触れてもらいたい!」という葛飾学校図書館ボランティア連絡会の皆さんの想いから、この講座は企画されました。今回のスピーカーづくりを通して、少しでも本に触れる機会が増えたらうれしく思います。

本講座の講師をお務めいただいた葛飾科学アソビprojectの皆さん、講座にご参加いただいた皆様、そして本記事をお読みくださった皆様も本当にありがとうございました。

(文:卜部)