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ネットからリアルへ!頭脳スポーツ麻雀入門

皆さんは麻雀をやってみたことはありますか?
近年は、ボードゲームの枠を超えて、ネットや漫画、アニメなどでも取り上げられる一方、健康麻雀として脳トレなどにも使われたり、麻雀のプロリーグが開設されるなど、多方面で盛り上がりを見せています。
今回はかつしか区民大学として、特に若い世代を中心に麻雀をリアルで体験しながら、世代間交流も目的とした講座を開催いたしました。
なお、本講座は「かつしか区民大学区民運営委員会」の企画・運営で開催いたしました。

麻雀の基本を学ぼう

今回の講座は、NPO法人葛飾アクティブ.COMの協力の下、同法人と葛飾区が協働事業で行っている「かつしか活き生き健康麻雀サロン」で講師を務めている大門勇だいもん いさむさんにご指導いただきました。

まず、日本における麻雀の歴史は、明治時代まで遡って、中国から伝わったのだそうです。その後、大正、昭和初期には知識人の間で家庭麻雀として普及しており、戦後になって一般の人々の間でも麻雀が普及していったということです。
そして、麻雀をする時の集中力や瞬時の判断力等が着目され、約20年前に「3ないルール¹」のもと、高齢者の認知症予防等に役立つとの見解から、健康麻雀が普及してきました。
※1.「飲まない、吸わない、賭けない」の取り決めのこと

今回の講座で行う麻雀も、あくまで「健康麻雀」である、ということが徹底されていました。

その後麻雀の基本ルールについての講義が行われました。
麻雀でよく聞く、東南西北、なんと読むか分かりますか?
東(トン)、南(ナン)、西(シャー)、北(ペー)と読むんです!
麻雀に親しんでいる人はよく使っているかもしれませんね。

そして、麻雀牌の読み方も独特です。赤い文字で描かれている「萬子(マンズ)」、丸い模様が描かれている「筒子(ピンズ)」、竹のような模様が描かれた「索子(ソーズ)」などがあり、初めての人にとっては、牌を覚えるだけでも大変です!
そのほかにも、上がれる条件や、符の計算などを教えていただきました。

麻雀を体験してみよう!

講座の後半は、実際に参加者同士で卓を囲んで、麻雀の実践を行いました!
とはいっても、皆さん麻雀初体験の人ばかり、説明を聞いただけではなかなか難しいものがあります。
しかし今回は、「かつしか活き生き健康麻雀サロン」のスタッフの方たちが、各卓ごとに補助に入って、手取り足取り教えてくださいました。

ネットでは麻雀に触れたことがある人も、麻雀牌を実際に触るのは初めてなので、キレイに並べるのも意外と難しかったようです。スタッフの方が鮮やかに並べるのを見て、おおっー!という声も上がっていました。

スタッフの方に教えてもらいながらも、皆さん段々慣れてくると、勝負は白熱してきました。
そして最後には点数計算も行います。
最近はネットではなく、実際に行う場合も、点数計算は機械で行うことが増えているので、貴重な体験です!
参加者同士で相談しながら和気あいあいと計算している様子が印象的でした。

企画者の想い

ここで、本講座を企画した、かつしか区民大学区民運営委員の福原さんに、本講座企画にかけた想いを聞いてみました!

私は、社会教育士として葛飾区を盛り上げたいという思いで区民大学の運営委員をしています。
そして、この講座は私が運営委員になって初めて企画した講座です。かねてより、区民大学をもっとたくさんの人、特に若い年代の人に知ってもらうためにはどうしたらいいかを考えていました。そこで、若者が「ネット」で麻雀をしている人が多いことに注目し、「リアル」で麻雀を楽しめる企画に挑戦しました。応募があるかドキドキしましたが、嬉しいことに幅広い年齢層から定員を超える応募がありました。当日は、ワイワイ・ジャラジャラしながら異世代交流を楽しむことができました。
これからも、学びや繋がりを深めることのできる講座を企画していきたいと思います。

参加者の声

続いて、当日講座に参加した方から、アンケートでいただいたお声の一部をご紹介します。

  • 麻雀に興味があっても実際にやってみる機会がこれまでなかったため、体験できてよかった。

  • 同じレベルの方たちと学べたのでとても楽しかった。教えてくれた先生も良かった。

  • 麻雀をやったことはなかったが、これからやってみようと思った。

  • 実際のリアル麻雀のやり方を勉強できました。

おわりに

今回の講座は、麻雀をただ楽しむだけではなく、若い世代の方と、シニア世代の方が、麻雀を通して交流することができました。
今回の講座をきっかけに、若い世代の方たちにも麻雀に親しみをもってもらうだけでなく、今後も区民大学講座に参加していただけるといいなと感じました!
最後に、本講座の講師をお務めいただいた大門さんと「かつしか活き生き健康麻雀サロン」の皆様に、改めて感謝申し上げます。
そして講座にご参加いただいた皆様、本記事をお読みくださった皆様も本当にありがとうございました。

文 濱田