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野菜の色を利用してみようータマネギの皮で草木染めー

8月7日・8日に、「東京聖栄大学連携講座2024 食品の科学シリーズ 食品が変化する不思議!―体験・観察して確かめよう―」を開催しました。

今回は、第3回「野菜の色を利用してみよう」の講座の様子をご紹介します。講師は、東京聖栄大学健康栄養学部食品学科の折口おりぐちいづみ先生です。


ハンカチを染めてみよう

今回は、タマネギの皮を使って草木染めをします。タマネギの皮できれいに色が染まるのかな?と思いませんか?先生が染めたハンカチを見て参加者のみなさんはびっくり。こんなにとてもきれいな色で染まるんです!

折口先生が染めたハンカチ

まずは、染料の準備です。タマネギの皮をちぎってだしパックの中にいれていきますが、植物の細胞には「液胞」というものがあり、その中に色素があると言われているため、色が出るようになるべく小さくちぎります。

タマネギの皮を入れただしパックを水に沈め電子レンジで加熱している間に、ビー玉や割り箸を使ってハンカチの模様付けをします。

だしパックの加熱が終わったら、その中にハンカチを入れ、ムラが少なくなるように時々かき混ぜまること20分…しっかりと色が染まりました!

色を固定させるために、ミョウバンと水を混ぜて作ったミョウバン液に10分浸けたあとは、乾かして完成です!!

むらさきキャベツであじさいゼリー

ハンカチを乾かしている間に、折口先生が作ったあじさいゼリーを試食します。これは、むらさきキャベツで色を出し、そこにレモン汁や重曹を加えて色を変化させたそうです。

最後に、実際に色が変わるようすをみんなで観察!レモン汁を入れると一気に色が変わり、目の前で見た子どもたちは「すごい!」と興味津々でした。

ご参加された方からの感想

アンケートでたくさんのご感想を寄せていただきましたので、その一部をご紹介します。

  • 子どもが体験しながら学べるのでとても楽しかったです。(保護者)

  • 色の変化などを知ることができておもしろかった。(お子さん)

  • むらさきキャベツに重曹やレモン汁を入れると色が変わることにおどろいた。また、重曹やレモン汁の入れる量を変えることで、色の濃さも変化することにおどろいた。(お子さん)

次回は、第4回「つぶつぶゼリーをつくろう」の様子を紹介します!お楽しみに!

(文:卜部)