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一人で作る!おせちで使える卵料理

2022年12月3日(土)、東京聖栄大学附属調理師専門学校と共催で、調理実習講座「一人で作る!おせちで使える卵料理」を開催しました。その様子をご紹介します。

講師によるデモンストレーション

今回の講座は、前半が講師によるデモンストレーション、後半が調理実習という構成です。まずは、東京聖栄大学附属調理師専門学校の教員である野口 栄先生によるデモンストレーションです。

後半で作る予定の「二色卵」「伊達巻卵」「孔雀玉子」の3品に加え、「梅玉子」「袱紗ふくさ焼き」「ウーファルシ」の作り方を教わりました。

会場のデモンストレーションルームにはモニターがいくつもあり、席が後ろのほうでも安心です。また、写真満載のわかりやすい資料が配付されるので、必死にメモを取らなくても、先生の手元を見ることに集中できます。

左上から「二色卵」「梅玉子」「伊達巻卵」「孔雀玉子」

「孔雀玉子」は、断面が孔雀の羽模様に似ていることから、その名前がついたそう。白身魚のすり身を使いますが、海老も加えると赤い色が入り、もっと孔雀の羽模様に見えるそうです。

「ウーファルシ」と「袱紗焼き」

「袱紗焼き」はオーブンで焼くのですが、野口先生いわく「オーブンがなくても、オーブントースターにステンレスバットを入れて焼けばOK」とのこと。いつも家庭で作るときのことを考えてくださるのが、ありがたいです。

「二色卵」の裏ごし

裏ごしは、一気にやろうとせず、少しずつやるのがポイント。こし器は、網目が斜めになるように(自分から見て、網目が”X”になるように)置くそうです。こんなに大きなこし器・しゃもじを使う機会は、なかなかありませんね。

「梅玉子」の意外な作り方

5本の竹串をゆで卵の表面に当てることで、梅の形を作るのですが、竹串を固定するために活躍するのが、なんと大根!輪切りにした大根(2枚)を梅の花の型でくり抜いて使います。とても美しい仕上りです。

伊達巻卵を焼くときは…

「伊達巻卵」はフライパンで両面を焼きます。火加減に注意しながら弱火で焼き、表面が少し乾いてきたら、蓋に油を塗ってフライパンをひっくり返し、蓋にのせて戻すと良いそうです。この方法なら、裏返すときに失敗してボロボロになることもありませんね。

ウーファルシには、絞り袋を使います

絞り袋なんて、あまり使わないから家にない…という方も大丈夫!オーブンペーパーで簡単に作れると教えていただきました。口金があれば、綺麗に絞れるのだそうです。

最初から最後まで一人で実習

人気の高い「最初から最後まで一人で実習を行う」講座ですが、この2年間、コロナ禍で開催を見合わせていました。今回は3年ぶりということで、いやが上にも期待が高まります(コロナ禍のここ2年は、デモンストレーション講座としての開催)。

調理実習室へ移動して、いよいよ実習スタート。1班に1人ずつ生徒さんがサポートについてくださるので、本格的な調理設備に戸惑うこともなく、安心して取り掛かれます。

調理師を目指す専門学校生による、手厚いサポート
作ったものは持ち帰ります
「袱紗焼き」と「ウーファルシ」の試食も

参加された方の感想

  • 丁寧に教えていただき、理解が深まりました。一人で作る、という所がとても良いです。

  • とてもわかりやすく教えて下さり、お正月の3品にさせていただきたいと思います。

  • とても楽しい、そして実りの多い講義と実習でした。調理の時に、生徒さんのサポートがあったのが助かりました。

  • 孔雀玉子では、すり身のやり方、二色卵では、裏ごしを体験し、コツなどを教えていただいて、勉強になりました。

大変充実した講座内容に、皆さん大満足のご様子でした。当日の様子は、東京聖栄大学のホームページでもご覧いただけます。野口先生、生徒の皆さん、スタッフの方々、本当にありがとうございました!

これまでの公開講座

学校法人東京聖栄大学は、東京聖栄大学・東京聖栄大学附属調理師専門学校の公開講座を「かつしか区民大学単位認定講座」に位置づけ、毎年様々なテーマで、専門的な知識を地域社会に還元しています。

過去の公開講座に興味がある方は、ぜひ、生涯学習課公式noteの紹介記事をご覧ください。

来年度はどのような講座が開催されるか、楽しみですね。「募集記事を見落としたらどうしよう!」と不安な方は、かつしか区民大学メールマガジンに登録しておけば、講座の情報がメールで届きますよ。

(文:金子)

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