農産高校の先生が一番大切にしていることは、「農業を好きになってもらうこと。」
少しでも「葛飾区」の良さを知っていただきたく、今回から、”葛飾で出会った素敵な人”を、写真を交えながら紹介していきます。(不定期)
1 「農業を好きになってもらうこと。」
「先生が授業で一番大切にしていることは何ですか。」
という私たちの質問に対し、そう答えてくださったのは、
東京都立 農産高等学校 定時制課程で、
専修実習助手をされている常盤大助先生。
「途中、辛いこともあるかもしれないけれども、”農業は楽しいよ。面白いよ”ということを伝えたい。」とも話してくださいました。
取材に伺ったこの日も、農産高校定時制の農場の、野菜のこと、混植のこと、美しくなければいけないこと等、
農業について何も知らない私たちでも理解できるよう、とてもわかりやすく、丁寧に説明してくださいました。
常盤先生の幅広い知識に驚くとともに、何より、常に生徒のこと、学校のことを考え、ご自身が学び、研究している常盤先生の情熱に、感銘を受けました。
2 輝かしい受賞歴
取材で伺った日は、文化祭の後ということもあり、校舎エントランスに「懸崖菊」が展示されていました。
まず、この迫力と美しさに驚愕。
※懸崖菊:菊を盆栽仕立てにして、幹や茎が根よりも低く崖のように垂れ下がらして作ったもの(出典:Weblio辞書)
どこを切り取っても、絵になります。
どこから撮っても、美しい菊・菊・菊。
常盤先生が顧問を務めている、農産高校定時制の”園芸部”と”創作造形部”は、毎年「日比谷公園ガーデニングショー」(2020年度と2021年度は中止)に出展し、5年連続で入賞されているとのこと。
この「懸崖菊」を見れば納得です。
また、東京ドームで開催される「世界らん展」において、2020年のハンギングバスケット部門で、プロの園芸家と肩を並べ、「最優秀賞」を受賞した生徒さんもおられるそうです。
※ハンギングバスケット:空中につるしたり、壁に掛けたりして用いる植木鉢や植木鉢を入れる籠。つりかご。また、その鉢に植物を植え込んだもの。(出典:Weblio辞書)
お花だけではありません。
農産高校定時制の農場は、野菜も美しいです。
これも、農場を管理している常盤先生と生徒さん達の、不断の努力があってこそなのだと思います。
3 「見てよし!食べてよし!寄せ植えに挑戦!! ~農産高校で学ぶ~」
この度、
このテーマで常盤先生を講師にお招きし、
「かつしか区民大学」で講座を開催させていただくことになりました!
全2回(令和4年2月と3月)の連続講座で、
第1回は「講義」、第2回は「実技」を予定しています。
※詳細は、12月25日号「広報かつしか」でご確認ください。
こちらの「葛飾区生涯学習課公式note」や、葛飾区公式サイトのイベント情報のページでも、12月25日頃ご案内します。
そもそも、常盤先生を取材させていただくことになったのは…
この話は、長くなりそうなので、
機会がありましたら、別の記事でご紹介します。
常盤先生の講座が、今から楽しみです!
撮影:2021年11月10日・24日
(写真・文:伊藤)