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英語コミュニケーションの目的別アプローチ

 2023年8月24日(木)東京理科大学と葛飾区との連携による公開講座「英語コミュニケーションの目的別アプローチ」を開催しました。その様子を紹介いたします。

 今回の講座ではマスワナ紗矢子先生に講師を務めていただきました。マスワナ先生は東京理科大学の准教授で、応用言語学を専門としている方です。本日の授業も基礎的な英語力を上げる方法とは違った視点で、英語コミュニケーションに効果的な知識を教えていただきました。

 授業の初めに、自己紹介を受講者同士で行いました。今回の講座では中学生や高校生の姿も多く見られましたが、少し緊張した様子は見られたものの年齢に関係なく楽しそうに行っていました。

 次に「目的別アプローチ」とは何かについて説明をいただきました。
 英語を使ったコミュニケーションでは目的に合わせて適切な表現をすることが重要であり、同じトピックでも目的によって表現が異なる場合があるそうです。例えば、同じ親子丼というトピックでも、レシピ、wikipediaページ、レビューなど、それぞれの文章によって伝えたい目的は異なり、日本語でも表現方法が変わるように英語でも表現方法が変わります。

 文章を構成する内容の順番を工夫するだけで、伝えたいことを効率よく伝えられるようになるため、英語コミュニケーション能力を上げたいならば目的に着目して文章を構成することが大切だそうです。英語は目的に応じて特徴・パターンがあり、本日はそうした英語力をコミュニケーションの有効なツールとして活用する方法を教えていただきました。

 具体的な知識を身に着けたところで、最後に目的別アプローチを実践しました。受講者には、葛飾をよく知らない人に葛飾に来てもらうために、葛飾の魅力的な場所について紹介する文章を考えていただきました。皆さん効果的に葛飾の魅力が伝わるような文章は書けたでしょうか。

 授業内で例文を受講生の皆さんに読んでいただきましたが、皆さんとても英語がお上手でした。長文も発音良くすらすらと読んでいて英語力の高さに驚きました。授業後には、受講生がマスワナ先生のもとに熱心に質問に来ていました。中学生、高校生が最後まで残りマスワナ先生に質問していました。授業も皆さんまじめに受けていて学ぶことに対する意欲の高さに感服いたしました。

 マスワナ先生、本日はためになる授業をありがとうございました。

(文・令和5年度インターンシップ実習生)

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