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『絵本作家スギヤマカナヨさんと「ぼくのまちをつくろう」』実施報告

去る7月22日、かつしか区民大学『絵本作家スギヤマカナヨさんと「ぼくのまちをつくろう」』を開催しました。小学校が夏休みに入ったばかりの時期ということもあり、多くのお子さんが参加され、とても盛り上がりました。今回はその講座の様子をご紹介いたします。
なお、本講座は、葛飾区内で活動する団体「葛飾学校図書館ボランティア連絡会」と協働で開催しました。

「やってみよう!あいうえお」

講座の講師を務められたのは、人気絵本作家のスギヤマカナヨさんです。夏休みの子どもたち以上に元気あふれるワークショップをしていただきました。
まずはじめに絵本「やってみよう!あいうえお」の読み聞かせがありました。さっそくスギヤマさんの前に集まるお子さんたち。釘付けです!
でもただ聞いているだけではなくて、スギヤマさんの読み聞かせに合わせて、みんなで一緒に大きく声に出しました!
声に出すのも、棒読みするのではなく、びっくりした「あっ!」、歯磨き上手の「いー」、おなかが痛い「うぅ」など、それぞれに感情を込めるので、みんなすごく楽しそうでした!

「あいうえお」それぞれに色んな感情を込めて声に出しました!

「ぼくのまちをつくろう」

そして今回のメインとなる「ぼくのまちをつくろう」はまず、スギヤマさんの読み聞かせをみんなで聞いた後、実際に紙の上に一人ひとりがオリジナルのまちを作るワークを行いました。まず自分の家を作って、空の地図の好きなところに置きます。そしてほかにどんなものがあったらいいかな、ということを想像しながら自由に自分だけのまちを作っていくのです。

まちをつくるのは、あらかじめ用意された建物のイラストなどを切って貼ってもいいですし、絵を描いてもいいのです。そして自分だけのまちというだけでなく、ほかの人のつくったまちとつながるようにして、もっと大きなまちにすることもできます。
参加者一人ひとりが自由に思い描いたまちが形になっていく様子は、見ているだけでもとてもワクワクしました。
さらに!今回スギヤマさんは、葛飾区のワークショップということで、なんと帝釈天のイラストを描いたシールも用意してくれていました!

帝釈天のシールも細かいところまで描かれていました。

そして、いよいよ完成した後は、舞台の上に参加者全員のつくったまちを貼りだしてつなげました。
それぞれのまちには池があったり、線路があったり、スーパーやパン屋さんなど色々なものが生まれていました。中でもユニークなものとして、スギヤマさんが用意してくださった帝釈天のシールの横に寅さんの絵を描いていたり、お花紙で立体的に山を作ったりしているまちもありました。
スギヤマさんは、その一つひとつのまちすべてに向き合い、たくさんのコメントをしてくださいました。それに対して参加者の方たちも、色々とアピールしていて、素敵なショーのようでした!

ご参加いただいた方の声

ここで、今回講座にご参加いただいた方からのアンケートから、感想の一部をご紹介します。

  • 子供が意欲的に取り組んでいて、とても楽しかった。親も参加でき、良い思い出になった。

  • 何もないところから自分の自由な発想でこんな面白いまちが作れるなんて今日参加しなかったらわからなかったので、本当に良かったです。一人一人とっても良かったです。

  • とても楽しいワークショップでした。子供をたくさん褒めて頂いて、自信をもって作業できたようすでした。

  • こんな大きな町になるなんて。本当に面白かったです。子供がみんな生き生きしていて、最後の発表も個性が輝いていて本当良かったですし、先生が一人一人に向けたメッセージも良かったです。

まとめ

今回の講座は、お子さんたちはもちろん、保護者の方たちも一人一つのまちをつくっていて、本当に会場全体が一体となっていました。スギヤマさんは、ワークの始まる前のお話の中で「想像は希望の源」とおっしゃっていました。ワークを通して、色んな「あったらいいな」というまちがつくられていく様子は、まさしく希望にあふれた時間だったと実感しました。
最後に、講師を務めていただいたスギヤマさん、講座に参加された皆様に改めて御礼申し上げます。
そして、読者の皆様も最後まで記事をお読みいただき、誠にありがとうございました。

文:濱田


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