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インタビュー 私にとっての「学び」~東洋医学講座#1 髙橋鏡先生~

東洋医学を知り、ツボによるセルフケアを通して皆さんの健康に役立てていただく「ツボで健康に! やさしい東洋医学講座」
全2回の講座を年に2回開催し、多くの方にご参加いただいている人気の講座です。

今回は、この講座の開催を協働している東京都鍼灸師会葛飾支部髙橋鏡先生小口政博先生小林潤一郎先生の三人に、東洋医学講座のこと、そして「学び」についてお聞きしました。
この記事では髙橋鏡先生のインタビューをご紹介します。

1 先生のプロフィール

髙橋 鏡(たかはし・きょう)
東京都鍼灸師会葛飾支部長。
生まれも育ちも埼玉ですが、映画「男はつらいよ」が好き過ぎて葛飾区柴又へ移住。葛飾区で鍼灸院を開きたいという念願が叶い、令和2年に葛飾区高砂にて開業。趣味は勿論、寅さん鑑賞と柴又散策!

2 今年度の「東洋医学講座」を終えてのご感想や
  講座で工夫したことをお聞かせください。

(髙橋先生)皆様とても熱心に受講され、東洋医学への関心の高さが伝わってきました。また、ご自身のために勉強されているだけではなく、ご家族のためにツボを使いたいという方が多かったのも印象的でした。

ツボの解説をする髙橋先生

身体にはたくさんのツボがありますが、講座ではセルフケアに使いやすい場所のツボを選ぶようにしています。東洋医学の用語も難解なものが多いので、なるべく分かりやすく伝えられるように意識しています。「ツボを押していたら楽になった」という感想をいただくと嬉しく思います。

3 先生がいま「学んで」いることはありますか? 
  先生にとっての「学び」とは何ですか?

(髙橋先生)鍼灸に関しては講習会に参加したり、鍼灸師仲間とお互いの得意分野を伝え合うなどで学びを深めることが多いです。

鍼灸以外では中国語を学んでいます。まだまだ複雑な会話はできませんが、マイペースに学習しています。

「学び」とは、人生を充実させるものだと思います。

4 中国語を学ばれているとのことですが、
  どんな動機で学ぼうと思われたのですか?

(髙橋先生)中国語を学ぼうと思った最初のきっかけは、子供の頃に読んだ中国が舞台の『鉄拳チンミ』というカンフー漫画です。いつか武術や気功の達人に会いたいと思い、独学で簡単な中国語から始めました。三日坊主を何度も繰り返し中国語から離れた時期も長くありましたが、鍼灸の道に進み、中国での勉強会を機に再び学習を始めました。

  どのように学ばれているのですか?

(髙橋先生)最初は初心者向けの教材で独学していましたが、なかなか継続が難しく、年単位で離れていた時期もありました。昨年までは週に一度、約三年ほど中国語教室で中国語会話と現代の中国文化について学んでいました。最近は隙間時間にできるアプリで学習しています。学習が嫌にならないように無理のない範囲で毎日続けています。

  中国語を学んでよかった!と思ったことはありますか?

(髙橋先生)中国語は発音が難しい言語で、例えば日本語の50音に対し、中国語は子音母音の組み合わせが約400あり、そこに声調(音の高低)が加わります。文法より発音に苦戦しましたが、最初は聞き取れなかった音が発音を練習するうちに聞こえてくるようになった瞬間が一番嬉しく感じました。

中国語をマスターしたら、中国語のみで中華街巡りをしてみたいと思っています!

5 読者の皆様に向けて、「学び」の視点でメッセージを!

(髙橋先生)自発的な学びは美と健康につながります。ぜひご自身が興味のあるものを始めてみてください。一歩踏み出すと新しい世界が広がります。いくつになっても遅いことはありません。楽しみながら学んでいきましょう。

終わりに

髙橋先生、ありがとうございました!
「学びに一歩踏み出すと新しい世界が広がる」とおっしゃっていましたが、髙橋先生も、中国語の学びを通して新しい世界を楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきました。夢を持って、無理なく、楽しく、マイペースで継続するのが大切なのですね。
次回は、東洋医学講座で髙橋先生とともに講師をされている小口政博先生にお話をお伺いします。お楽しみに!

(文:新井)