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「子どもの自己肯定感を高める子育て」って何をしたらいいの?

 葛飾区生涯学習課と葛飾区内で活動する助産師の団体「NPO法人さんばはうす葛飾」との共催で、毎年度、子育て中のパパ・ママ、子育て活動をしている方、テーマに関心のある方向けの講演会「子どもの自己肯定感を高める子育て~我が子に教える命の教育~」を開催しております。
 今年度は、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、オンライン(生涯学習課公式YouTubeチャンネルでの限定公開)での開催となりました。その内容を一部ご紹介します。
 講師は、「子育てに役立つ生と性のおはなし講座」でも講師を務めた井出陽子さんです。

自己肯定感とは

 まず、自己肯定感とは「ありのままの自分を受け止め、自己の否定的な側面も含めて、自分が自分であっても大丈夫」という感覚のこと。「そのままの自分でいい」「生きているだけで価値がある」「自分は自分」などの、自分を大切に思う気持ちが自己肯定感と言われています。
 自己肯定感が低いと、問題行動に繋がったり、人生に目的が見つけられなかったり、命を大事にしなかったりしてしまうそう。

自己肯定感とは

自己肯定感を高めるには?

自己肯定感を高めるステップとして、
・見つめ合う
・一緒に見る
・一緒にやる
が挙げられるそうです。
見つめ合って基本的信頼感を作ることと、一緒に見て、一緒にやって同じ気持ちを共有することが、自己肯定感の土台になるそうです。
 しかし、これらを一回やったからといって自己肯定感がすぐに上がるわけではなく、ひたすら繰り返すことが大事とのこと。

自己肯定感を高めるためのすてっぷ

 また、自己肯定感を高めるのに年齢制限はなく、大人になってからでもできるので、気づいたときに、一緒に見て、一緒に体験して、同じ気持ちを共有していけばいいと教えていただきました。

 最後に「まずは、親がいきいき過ごすこと。親が自分を大切に思っていないと、お子さんに優しくすることは難しいです。まずは、自分の体と心を大事にしましょう。」とお話ししてくださいました。

親がいきいき過ごすこと

受講者の感想

・お話がとても分かりやすく、子育ての参考になることがたくさんありました。
・大切なのは言葉がけではなくて、子供の目を見てちゃんと対話すること、一緒にたくさんのことを体験すること、そしてそれを楽しむことが心を育てると知り、改めて子どもとの接し方を見直すことができました。
・ワーママ(ワーキング・マザー)なのでなかなか向き合う時間も取れず日々慌ただしく、試行錯誤ですが、立ち止まって考える良い機会でした。

今年度も講演会を開催予定です!

自己肯定感に関する講演会、生と性のおはなし講座は、毎年かつしか区民大学で開催しています。広報かつしかに募集記事を掲載しますので、ご参加を心よりお待ちしております。
(文:卜部)

この記事が参加している募集