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共栄大学春の公開講座

学校法人共栄学園と共催で、かつしか区民大学「共栄大学春の公開講座」を6月8日(土)、7月20日(土)に開催しました。その様子をご紹介します!


6月8日「健康と持続可能な社会」

生きていればきっと多くの人が、いつまでも健康で元気に過ごしたい、と思いますよね。今回は共栄大学国際経営学部教授の小林尚行先生を講師にお迎えして、健康問題をSDGsの観点から紐解いていきました。

一口に健康と言っても、それがどのような状態なのか説明するのは意外と難しいことです。例えば、WHO(世界保健機関)は、以下のように健康を定義しています。

健康とは、完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。

しかし、この定義においても「疾病又は病弱の存在しないこと」をどう証明するのかなど、課題が多く存在しています。
講義では、「日本の健康状況」、「世界の健康課題」、「健康と持続可能な社会との関係」、「日本国内の課題」の4つのテーマについて参加者の方たちと一緒に考えていきました。

中でも印象に残っているのは、貧困地域では、普段は病院に通えず、いよいよ悪化してから病院に行くために治療が間に合わず死んでしまうことが多いという話です。
そして、そういった地域では「病院は人が死ぬところ」だと思われているのだそうです。
社会と健康の関係を強く感じざるを得ないお話でした。

参加者の皆さんからは以下のような感想が寄せられました。
・健康は色々な面と結びついていると改めて知れました。自分1人では小さな力かもしれないが、何か行動を起こさねばと思いました。
・わかりやすい説明で理解できた。環境問題、残飯、ごみの分類、身近なごみなど心がけていきたい。
・自分にできるSDGsを無理のないレベルで生活に取り入れます!ありがとうございました。


7月20日「日本の四季と音楽を味わおう<夏>ー教科書で歌い継がれる日本の歌を中心にー」

皆さんは、「夏の歌」といったら何を思い浮かべますか?今回、共栄大学教育学部准教授の岩川みやび先生と、教育学部4年の山﨑さんのピアノ伴奏のもと、参加者も一緒に歌いながら、日本の四季と音楽のすばらしさを味わいました。

講座では、中学校の教科書にも載って歌い継がれている様々な曲に触れていきましたが、筆者にとって一番印象深かったのは、最初に触れた「夏の思い出」です。
皆さんはこの歌で触れている季節はどの時期を指していると思いますか。
秋、初夏、それとも真夏?
歌詞の内容から読み取れるのはいつ頃でしょうか。
思い出、と言っているので夏を過ぎた秋ではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、答えは初夏なのです!
そして、歌詞の中で出てくる「霧」や「水芭蕉」、「石楠花色」といった言葉からも歌の中で進んでいく時間を感じることができるのです。

講座ではほかにも様々な曲を歌いながら、そこから感じられる古き良き日本の風景に思いをはせました。

参加者の皆様から寄せられた感想の一部をご紹介します。
・先生のお話をきくだけでなく、歌う時間も多くあり、楽しむことができました。小学生の頃に戻って、とてもなつかしい思いですごしておりました。
・楽しい講座でした。小学生の時の歌を歌うことができて、声を出すことがうれしかったです。夏の思い出のピアノ演奏が詩の内容に合わせて変化するという説明が面白かった。とても興味深く聞くことができました。
・わかりやすく歌の理解が深まり、楽しい時が過ごせ、暑さを忘れることができました。ありがとうございました。

秋にも公開講座を予定しています

令和6年度の共栄大学公開講座は、あと2回開催予定です!!詳しくは、
下記をご覧ください!☺

皆様のご応募をお待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。

文 濱田