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「健美操」で目指せ!免疫力UP

人生100年時代といわれる現代において、いつまでも健康で元気な体を維持することはとても大切なことですよね。
そして健康維持に必要なことといえば、適度な運動です。
今回はタイトルのとおり、「健美操けんびそう」という健康体操を学び、実践する講座を開催しました。
なお、本講座は「かつしか区民大学区民運営委員会」の企画・運営で開催いたしました。

健美操とは

今回の講師をお務めいただいたのは、葛飾区内で、健美操指導員・ボランティアリーダーとしてご活躍中の大嶋洋子さんです。
大嶋さんは、葛飾区主催の「健美操リーダー養成講座」で健美操と出会い、その考えに共感し、「健美操認定指導員」、「介護支援自立体操士指導員」の資格を取得されています。

講座のはじめに、大嶋さんからは「健美操」とは何かという部分についてご説明いただきました。
健美操は、運動生理学、解剖学、東洋医学をはじめ、様々な理論が組み入れられており、その字のごとく「健やかに美しくイキイキと自分自身をコントロールし、日々のストレスに負けない自分をつくる!」健康体操だそうです。
そして健美操は、以下の3つの調和を目的としているのだそうです。
・「調息ちょうそく」:息(呼吸)を調ととのえること
・「調身ちょうしん」:内臓、骨格筋、身体を調えていくこと
・「調心ちょうしん」:心(精神)を調え、安定にしていくこと
この3つが調和したときに、心身の機能が調い、活発に促進していくのだそうです。健美操はこれらを調和させて、自然治癒力を活性、増進させる体操です。

講座では、さらに東洋医学の基礎知識などもわかりやすく解説していただきました。

身体を知り、からだを操ろう

講義のあとは、実際に健美操の体操を実践してみました。
大嶋さんの動きをお手本にして、からだを動かしていきます。
健美操は椅子に座ったまま行うものと、立って行うものがあるそうなのですが、今回は両方とも行いました。さらにできれば体操中は、靴を脱いで、素足で行うのが一番効果が高いのだそうです。

筆者も健美操を体験してみましたが、特に大変だと感じたのは、身体の動きと呼吸を合わせることです。動きを意識すると呼吸が乱れて、呼吸を意識すると動きが追い付かなくなってしまいます。
自分の体を思い通りに操ることがこんなに難しいことなのか、と思い知りましたが、体操のあとは身体の芯から温まってくるような感覚があり、身体が動きやすくなったような感じがありました。

企画者の想い

ここで、本講座を企画した、かつしか区民大学区民運営委員の安田さんに、本講座企画にかけた想いを聞いてみました!

ー私は「健美操リーダー」としてシニア活動支援センターなどで活動をしています。東洋医学の考え方を元にして自分の体を見つめ、自分で健康を作っていくという「健美操」の考え方に共鳴して、ボランティア活動を楽しんでいます。
しかし、この活動の対象は、残念ながらシニアの方に限られてしまいます。健康を目指す事に年齢は関係ありません。そこでより多くの皆様に知っていただこうと区民大学での講座を考えました。
当日は定員を大幅に超えた申し込みをいただき、皆様の「健康への願い」を改めて強く感じました。ー

当日は運営委員の方が司会も行いました!

参加者の声

続いて、当日講座に参加した方から、アンケートでいただいたお声の一部をご紹介します。

  • いろいろな体操ができて、体が軽くなりました。リフレッシュできました。ありがとうございます

  • 以前より興味がありました。負担なく続けられそうです。体が軽くなり今夜ぐっすり眠りにつけそうです。

  • 説明がわかりやすく、体のゆるみが感じられた。

  • 血のめぐり、気のめぐり等について勉強になった。

おわりに

今回の講座は、健美操の理論を学び、さらに体操も実践するという盛沢山の内容でしたが、今後も継続して練習を積み重ねていくことで、動きを磨き上げていくものだと思います。
本記事をお読みいただいた皆様もご関心がありましたら、健美操に触れてみてはいかがでしょうか。
最後に、本講座の講師をお務めいただいた大嶋さんに、改めて感謝申し上げます。
そして講座にご参加いただいた皆様、本記事をお読みくださった皆様も本当にありがとうございました。

文 濱田