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東京23区内に、現存する「レンガ造りのアーチ橋」が!?

「かつしか郷土かるた」の札にも登場する”閘門橋(こうもんばし)”。
葛飾生まれ葛飾育ちの筆者も、「かつしか郷土かるた」で紹介されていなければ、この素敵な橋の存在を一生知らなかったかもしれません。

◎「明治の美 レンガを積んだ 閘門橋コウモンバシ

閘門橋1
レンガ造りのアーチ橋

1909年(明治42年)に完成した閘門橋は、葛飾区と埼玉県三郷市を繋ぐ、葛三橋カツミバシと平行して架かっています。
東京23区内で唯一現存する貴重な「レンガ造りのアーチ橋」で、使用されているレンガ数は約16万個だそうです。そして一番驚いたのが…

金町カナマチ(葛飾区)で作られたレンガでできている

…ということ。(出典:”かつしか郷土かるた”アプリ)

閘門橋2
閘門橋

レンガは金町煉瓦製造所製造のもので、小菅煉瓦製造所とともに、文明開化以降、諸所に造られたレンガ造建築を支えたそうです。

閘門橋4
閘門橋

さらに、同じレンガが…

◎丸の内一帯の「東京の文明開化の建物」というレンガ造りの建物に使われている

…とのこと。(出典:”かつしか郷土かるた”アプリ)

閘門橋3
閘門橋からの眺め

葛飾区登録文化財です。正式名は「弐郷半領猿又閘門ニゴウハンリョウサルガマタコウモン」。

一度訪れてみてはいかがですか。

出典:葛飾区観光協会web
http://katsushika-kanko.jp/mizu/008koumonbashi.html

参考:葛飾区公式サイト 「葛飾区工業の歴史1」 
https://www.city.katsushika.lg.jp/business/1000066/1004930/1004950.html

出典:葛飾区公式サイト 「かつしか郷土かるた」【め】の解説
https://www.city.katsushika.lg.jp/kosodate/1002752/1027557/1002848/1002909.html

出典:「葛飾の文化財」(平成8年 葛飾区教育委員会発行)


撮影:2021年11月6日

(写真・文:伊藤)

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