かつしか区民大学「目指せみんなアーティスト!チョークアートでお部屋を教室を、そして町を輝かそう!」
去る9月24日(土)、25日(日)にかつしか区民大学『目指せみんなアーティスト!チョークアートでお部屋を教室を、そして町を輝かそう!』を堀切地区センターで開催いたしました。
本講座は2日間の連続講座で、スクールチョーク¹の描き方と、オイルパステル²の描き方のコツなどを教えていただきました。
なお、本講座は「かつしか区民大学区民運営委員会」の企画・運営で実施しました。
※1.一般的に学校の黒板などで使われるチョークのことです。
※2.クレヨンに近いものですが、油の含有量が多くなっているものです。
9月24日(土)スクールチョークの描き方
1日目はスクールチョークを使ってブラックボードに絵や文字を描く方法について学びました。講師は葛飾区在住でイラストレーターやカルチャーセンターの講師として活躍中の町田美佐さんです。
スクールチョークは誰しもが子どもの時に学校で触れたことがあると思いますが、アート作品を作るとなるといろいろなコツがあることをご存知でしょうか。
例えば、アルファベットで文字を書く場合、あらかじめ文字の上下にガイドラインを引いておき、そこに合わせて書くことで文全体のバランスが整います。チョークなので、完成した後はガイドラインを消してしまえば見た目にはわかりません。
文字を装飾する場合も、ガイドラインに沿ってきれいに揃えて書いた後で、描き加える方が簡単なようです。
ほかにも、書いた文字に一回り大きく線を書くことで立体的にしたり、縦の線の一部だけを太くすることでインパクトを持たせたりと、様々なテクニックをご紹介いただきました。
講師のレクチャーの後は、受講者の皆さんも作品づくりに挑戦しました。お題は季節に合わせて「HALLOWEEN」の文字、カボチャやコウモリ、オバケのイラストです。びっくりしたのは、皆さんとても飲み込みが早くてどんどん作品を作っていたことです。結果的に、全員の方が時間内に素晴らしい作品を作ることができました。
9月25日(日)オイルパステルの描き方
2日目はオイルパステルを使ったイラストの描き方を学びました。
スクールチョークとの大きな違いは、色鮮やかなことはもちろんですが、下書きが必要かどうかという点です。下書きで描いたものをブラックボードに写して、色を塗っていきます。
今回は、あらかじめ講師が用意したカボチャのイラストを基に、各々アレンジを加えていくという形でした。
今回は時間も限られていたので、白、緑、オレンジ、黄の4色と黒(何も塗らない状態)を使ってデザインを考えていきました。しかし実際には、1つの色でも濃く塗る、薄く塗る、ぼかす、他の色の上にのせるなどによって様々な色合いに変わります。例えばカボチャのイラストであっても、全体にオレンジを塗った後で黄色をのせてグラデーションを付けたり、境目に白で上塗りしたりすることで、まるで印象が変わりました。
講座では、町田先生によるレクチャーのほかに、会場での展示も行っていました。どの作品もとてもチョークで描いたとは思えないくらい、細部まで描きこまれていて、観ていると「自分も描いてみたい!」と思わせるような作品がいっぱいでした。
ご参加いただいた方の作品をご紹介します
今回の講座にご参加いただいた方から、できあがったチョークアートの作品を写真で送っていただきました。どれも素晴らしい作品ですので、ぜひご覧ください。
まとめ
今回の講座を通して、チョークアートと一口に言ってもとても奥深いものだということを実感しました。そして何より印象深いのは、受講者の皆さんが本当に楽しそうに作品づくりに取り組んでいらっしゃったことです。芸術の秋に相応しい、素晴らしい講座になりました。
皆さんが作った素敵な作品をご覧になって、ご興味を持たれた方は、ぜひご自身でもチョークアートにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
最後に、講座に参加された皆様、講師を務めていただいた町田先生、講座を企画された区民運営委員会の皆様、ここまで記事をお読みいただいた皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。
文(濱田)