おいしい自家製めんつゆ、作ってみませんか?
「だし」のプロに教えていただいた自家製めんつゆのレシピを、特別に公開します。だしがらも、佃煮にしておいしく食べ切ります。もっと詳しく知りたい方は、ぜひオンライン料理教室へ!
好きな時間に、料理を学ぶ
かつしか区民大学「和食文化入門」(詳細はこちら)にお申し込みいただくと、限定公開の動画をご覧いただけます。
東京聖栄大学 健康栄養学部 食品学科 准教授 福留奈美先生による全3回のオンライン講座です。
「第3回」の配信で、オンライン料理教室を行います。
メール(301000@city.katsushika.lg.jp)の件名に「和食文化入門申込」、本文に①住所、②氏名(フリガナ)、③電話番号、④年齢をご記入の上、お申し込みください。
申込期限は令和4年3月15日(火)まで!
ご応募お待ちしております。
自家製めんつゆ《材料》
めんつゆ 400ml分
・水 360ml → 300mlの「だし」を取ります。
・昆布 3g
・煮干し 4g → 頭と内臓を除き、正味3g
・干し椎茸 1個(3g)
・かつお節 6g
・みりん 30g
・醤油 75g
自家製めんつゆ《レシピ》
※めんつゆストレート=つけつゆの濃度です。
1 干し椎茸は、前日(または半日前)から、少量の水と一緒にビニール袋に入れ、冷蔵庫に入れておきます。
2 煮干しは、頭を取った後、縦に割り、黒い内臓を取り除きます。
※これで正味7割くらいになります。
3 鍋に360mlの水を入れます。
※食材が水分を吸うのと、煮出すときに蒸発するため、必要なだしの量(今回は300ml)の約1.2倍の水を用意します。
4 昆布と煮干しは、時間があれば早めに水に入れ、30分くらい置いておくと、だしが出やすくなります(このまま煮始めて、少し長めに煮出しても大丈夫です)。
5 ここに、水戻しした椎茸を入れて、火にかけます。沸騰してきたら、弱火にし、出てきたアクを取ります。
6 1分~1分半ほど煮立てたら、昆布を取り出します。この後7~8分ほど煮出して、煮干しのだしをしっかり取ります。
7 ここに、かつお節を入れ、1分ほど静かに煮出して火を止めます。
※かつお節は、それぞれのだし食材(昆布・煮干し・椎茸)の倍量、全体の2%になるよう計量しています。
8 これを濾します。だしがらは後で佃煮にします。300ml(300g)に足りない場合は、水を足します。
※今回は、300mlのだしを取るように計算しているので、重さで量る場合は、キッチンスケールにボウルなどの容器を乗せ、0合わせをしてから、ざるで濾します(布巾で濾すと、かつお節の細かな粉まで取れます)。
9 めんつゆの濃度になるように、調味していきます。鍋に300mlのだしを入れます。ざるで濾した場合、かつお節の粉が残っているので、それは入れないでください。みりんと醤油を加えます。
※塩分濃度3%になるくらいの醤油を入れます。塩を100%とすると、醤油は15~16%として計算します。
10 火にかけて、みりんのアルコールが飛ぶように一回煮立てたら、火を止めます。これで出来上がりです。
だしがらで作る佃煮《材料》
・だしがら 60g
・砂糖 大さじ1(9g)
・醤油 大さじ1(18g)
だしがらで作る佃煮《レシピ》
1 昆布は細切り、椎茸は薄切りにします。かつお節も、大きければ刻んでおきましょう。
2 鍋にだしがらを入れ、ちょうど浸るくらいの水を入れます。だしがらには、まだうま味成分が残っています。
3 火をつけたら、砂糖・醤油を入れ、昆布が柔らかくなり、水分が飛ぶまで煮詰めれば完成です。
野菜がおいしく食べられるアレンジレシピ、いろいろ
オンライン講座では、先生がめんつゆの作り方を実演されますので、ぜひ一緒に作ってみてくださいね。さらに、めんつゆを使った「小松菜のカラフル煮びたし」や「ナスの焼きびたし」など、葛飾元気野菜を使ったアレンジレシピも伝授してくださいます。また、「漬けるだけ」のお手軽メニューもたくさん!どれも絶品なので、ぜひお試しいただきたいです。
和食のこと、「だし」のことを学んでみませんか。
詳しくは、こちらをご覧ください。ご応募お待ちしています!
(監修:東京聖栄大学 健康栄養学部 食品学科 准教授 福留奈美先生)
(文:金子)