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子どもの自己肯定感を高める子育て

葛飾区内で活動する助産師の団体「NPO法人さんばはうす葛飾」と協働で、「子どもの自己肯定感を高める子育て」講演会を1月26日(日)に開催いたしました。今回はその様子をご紹介します!

講師は、令和6年度の「子育てに役立つ生と性のおはなし講座」(12月)および毎年自己肯定感講演会の講師を務めてくださっている、井出 陽子いで ようこさんです。(井出さんへのインタビュー記事はこちら✨


自己肯定感とは

自己肯定感とは何なのか、皆さん分かりますか?自己肯定感とは、『ありのままの自分を受け止め、自己の否定的な側面も含めて、自分が自分であっても大丈夫』という感覚のこと。自己肯定感が低いと、問題行動に繋がりやすかったり、いじめや自殺など、命を大事にしなかったりしてしまいます。

自己肯定感を高めるためには?

自己肯定感を高めるには、「見つめ合う」「一緒に見る」「一緒にやる」の3つのステップが挙げられます。この3つのステップを繰り返していくと、自己肯定感の土台となる、ありのままの自分(基本的自尊感情)が積み重なっていくそうです。また、子どもたち一人ひとりが『生まれてきてよかった』『望まれて生まれてきた』ことを実感することが大切で、これらも自己肯定感を高めることに繋がるそうです。

お子さんたちの感想

井出さんが小中学校で命のおはなしや性教育の授業を行った際、お子さんたちからいただいたという感想を紹介してくださいました。「パパとママにありがとうと伝えたい」「生んでくれてありがとうって思った」など、たくさんのお子さんの感想に、聞いていた受講者の皆さまからも感動したというお声を多くいただきました。

ご質問にお答えします!

アンケートに質問をご記入いただきましたので、講師からの回答をご紹介します。

【1】自我のお話、もっと具体的に聞いてみたかったです。「ダメなものはダメ」の線引きが難しいです。他者を傷つけるようなこと?と解釈しました。大人の事情でのことでもいいのかな。受け入れた方がいいのかな。どっちが自己肯定感や自我にポジティブに働くのでしょうか?

⇒ダメの基準は各ご家庭の方針がありますので、一概には言えないです。
その上で大人の事情が絡むこともあっても良いのでは?と思います。親としてこれはどうしても受け入れられない事もあるかと思います。その都度お子さんと話したり気持ちを聞くなどして、親子間でコミュニケーションを取り、受け入れられる事・受け入れられない事をバランスとっていけば良いのではないでしょうか。

【2】両親のいない環境で育ち、周りの大人たちにサポートしてもらえなかったと思って育った子どもたちにどうやって接したらよいか、どのような言葉がけがよいか知りたいです。それにより自己肯定感があがれば良いなと思います。

⇒どんなお子さんにも自己肯定感はあってほしいですよね。いくつからでも間に合うと思いますので、今関わってくださってる大人が親身になって接していただけると時間はかかっても伝わるのではないでしょうか。この質問を見ただけでお子さんたちを思っている気持ちが私に伝わってきました。応援しています。

ご質問ありがとうございました!😊

最後に

この講演会は、2歳~就学前のお子さんが対象の保育や、赤ちゃんと一緒に参加できるように会場後方にマットを設置したりと、お子さん連れの方でもお気軽にご参加できます!お子さんが遊べるおもちゃもたくさんありますので、皆様のご参加をお待ちしております ♪

(文:卜部)